
2685 アダストリアの株主優待「2つの特徴」
まず最初に、アダストリアに投資すると貰える株主優待の特徴を下記の2つから紹介します。
アダストリアの株主優待「2つの特徴」
グループ店舗で使える株主優待券3,000円
2年継続保有で5,000円相当に拡充
その1:グループ店舗で使える株主優待券3,000円
アダストリアに投資するとアダストリアグループ店舗で使える株主優待券3,000円相当(1,000円割引券×3枚)が貰えます。
アダストリアのグルプ店舗とは具体的に下記の通りです。
アダストリアのグループ店舗
グローバルワーク
ニコアンド
ローリーズファーム
スタディオクリップ
レプシィム
ジーナンス
ラコレ
ベイフロー
こちらの株主優待券はインターネット通販では使用できないので注意して下さい。
アダストリアの優待権利確定月は2月です。
その:2年継続保有で5,000円相当に拡充
アダストリアの株式100株を2年以上継続保有すると株主優待で貰える優待券が5,000円相当にランクアップします。
2年以上の継続保有について、アダストリアの公式サイトを確認すると下記の記載がありました。
「2年以上保有とは、毎期末の2月末日時点と毎中間期末の8月末日時点の「株主名簿」において、同一の株主番号で連続5回以上、1単元(100株)以上を保有し続けられた記録を基準といたします。」
例えば、2024年10月にアダストリアの株式を100株購入すると、2027年2月の権利落ちから拡充された5,000円相当の優待券が貰えます。
アダストリアの権利落ち
1回目:2025年2月
2回目:2025年8月
3回目:2026年2月
4回目:2026年8月
5回目:2027年2月→2年以上の継続保有に認定
アダストリアの主力ブランドであるグローバルワークは、年齢や体型を問わず着られる服が多いです。
そのため株主優待の長期拡充が受けられるのが3年後でも個人的にはそれほど気になりません。
2685 アダストリアに投資する「3つの理由」
次に、アダストリアに投資する3つの理由を解説します。
アダストリアに投資する「3つの理由」
株主優待券で好きなブランドの服が買える
2年継続保有で優待が5,000円に拡充される
月足の長期トレンドラインを上抜けた
本記事の内容は、僕が投資判断を下した理由(記録)であり、投資助言や投資推奨などの意図は一切ありません。そのため、投資判断はご自身で下すようにしてください。
その1:株主優待券で好きなブランドの服が買える
アダストリアに投資する1つ目の理由は、株主優待券で好きなブランドの服を買えるからです。
アダストリアの主力ブランドであるグローバルワークの服は僕も妻も好きなブランドなんですよね。
やはり「株主優待を貰ったから店舗を利用する」よりも「普段から利用する店舗の株主優待を貰って利用する」ほうが株主優待の満足度が格段に上がります。
現在、僕は30代です。グローバルワークが対象とする主な年齢層は30〜50歳ということもあり、これからの服の需要にマッチしている点も評価ポイントですね。
その2:2年継続保有で優待が5,000円に拡充される
アダストリアに投資する2つ目の理由は、2年以上継続保有すると株主優待が5,000円相当に拡充されるからです。
2024年9月時点の株価3,300円でアダストリアに投資した時の優待利回りを計算すると下記の通りです。
2年未満の保有/優待券3,000円相当
→優待利回り0.9%
2年以上の保有/優待券5,000円相当
→優待利回り1.5%
アダストリアの2025年2月期の予想配当金は90円なので、株価3,300円から計算した配当利回りは2.7%です。
100株を2年継続保有した時の優待利回り1.5%を加えた総合利回りは4.2%なので、そこそこ満足できる水準と言えるでしょう。
その3:月足の長期トレンドラインを上抜けた
アダストリアに投資する3つ目の理由は、月足の長期トレンドラインを上抜けたからです。
自分が好きなブランドを運営する企業で、その銘柄の総合利回りが4.2%というだけでは僕は投資しません。
ですが2006年から約20年間も抑え込まれていた上値抵抗線を2023年11月にブレイクアウトしました。
この株価の上昇には下記の理由が考えられます。
・2022年から続いた円安トレンドが終わることを見越した投資家の先回り買い
・2024年開始の新NISAの買い需要を見越した先回り買い
・高配当株や優待株の株価が上昇したことで、アダストリアの利回りの相対的な魅力が増した
株価には先見性があるため、アダストリアの株価が上昇している本当の理由は後になってからしか分かりません。
ですが2006年から株価の上値を抑え込んでいた抵抗線を綺麗にブレイクアウトし、ここから上昇する兆しを見せていることは間違いありません。
ですが、この株価上昇がダマシに終わり、株価の横這いが続く可能性ももちろん考えられるので、チャートのチェックは引き続き必要です。
2685 アダストリアに投資する前に知りたい「3つの懸念」
アダストリアの株主優待が魅力的とは言え、貰える株主優待の価値以上に株価が下落してしまっては全く意味がありません。
そこで本パートでは、アダストリアに投資する前に知っておきたい3つの懸念を確認しておきましょう。
アダストリアに投資する「3つの理由」
株価は20年前とほぼ同水準で推移
配当金は業績連動で減配がある
総合利回りはさほど高くない
その1:株価は20年前とほぼ同水準で推移
アダストリアの株価は20年前とほぼ同水準で推移しているため、他のアセットに投資した方が高いリターンが得られるかもしれません。
例えば、米国の株価指数であるSP500へ約20年前に投資していたら2024年には約4.5倍にまで上昇しました。
アダストリアは魅力的な投資対象ですが、他にも数ある投資アセットと比較して最もリターンが高くなる可能性の高い個別株や指数に投資することが大事です。
そしてアダストリアは個別株なので、投資信託で指数などに投資するよりもリスクが高くなることも考慮しておきましょう。
その2:配当金は業績連動で減配がある
アダストリアの配当金は業績連動のため、業績が悪化すると減配になる可能性が高いです。
アダストリアの公式サイトに書かれている株主還元方針を確認すると、下記の記述があります。
「株主の皆様への還元として、配当は連結配当性向30%を基本方針に実施します。これらの投資と利益配分を実施した上で、さらに長期にわたり留保された余剰資金については、機動的に株主の皆さまに還元してまいります。」
直近の減配は、コロナ禍だった2021年2月期です。アダストリアは業績が赤字に転落したことから、1株配当金は前年比-10円となる40円に減配しました。
ですが2021年2月期は最終赤字、そして配当性向30%を元に配当金を配布するという基本方針があることを考えると、アダストリアはコロナによる業績悪化は一時的と判断し、当年の赤字は無視して配当金を出してくれた可能性が高いです。
アダストリアは業績に連動して配当金が減るリスクはあるものの、コロナ禍の2021年のように一時的な赤字であれば柔軟に対応してしっかりと株主還元を行ってくれる企業であることが分かります。
その3:総合利回りはさほど高くない
アダストリアに投資すると魅力的な株主優待は貰えるものの、総合利回りはそれほど高くないので注意して下さい。
2024年9月時点の株価3,300円を元に、2年継続保有で株主優待の拡充が受けられた想定で計算した総合利回りは下記の通りです。
配当利回り2.7%
優待利回り1.5%
総合利回り4.2%
総合利回り4.2%は他の銘柄と比較すると相対的に高い部類ではあるものの、株価が20年前と同じ水準で推移していることを考慮するとこの水準を良しとするのか判断が難しいところです。
もしも「アダストリアの株価が今後も横ばいで推移する」と考えるならアダストリアではなく、J-REITなどに投資して年利5%前後の分配金を受け取る方が良いかもしれません。
個人的には「株価上昇の恩恵を受けつつ配当金と株主優待も欲しい」というスタンスで銘柄を選んでいるので、今後も株価動向をを注視したいと思います。
2685 アダストリアの株主優待「3つの注意点」
最後にアダストリアの株主優待券の注意点を3つ確認しておきましょう。
アダストリアの株主優待「3つの注意点」
ネット通販での買い物には使えない
株主優待券の転売は禁止
株主番号が変更されると保有年数がリセット
その1:ネット通販での買い物には使えない
アダストリアの株主優待券はネット通販での買い物には使えません。
実店舗とネット通販の両方で使用できる株主優待券も多いですが、アダストリアの株主優待券は実店舗のみの利用に限られます。
その2:株主優待券の転売は禁止
アダストリアの株主優待券はメルカリなどのフリマサイトでの転売を禁止されています。
株主優待券の転売を禁止する企業は多いですが、そのような企業と比較してもアダストリはは特に厳しく禁止しているようにも感じます。
その理由は、アダストリア公式サイトの株主優待制度の案内には下記の記述があるからです。
「ご家族やご友⼈を除く第三者に、株主様ご優待券を有償で譲渡する⾏為および譲り受けた当該第三者によるご利⽤は、固くお断りさせていただきます。
株主様ご優待券の譲渡や譲受に係るトラブル、有償での譲受の結果、当社グループ各店舗でのご利⽤を制限された場合などにおいても、当社は⼀切の責任を負いかねます。」
簡単に言うと、株主優待券の転売によってアダストリアの店舗が利用できなくなる可能性もあるといった内容が書かれています。
そのためフリマサイトでの転売を目的とした株主優待権の取得は行わないようにしましょう。
その3:株主番号が変更されると保有年数がリセット
株主番号が変更されるとアダストリアの株式を継続保有した年数がリセットされるので注意して下さい。
株主番号が変更となるケースは、下記の通りです。
・証券会社の貸株サービスを利用した
・株式を別の証券会社へ移管した
・保有株式の全てを売却し、買い戻した
例えば、株式を1度売却しても株主番号が変わらないように端株で1株だけでも継続保有するなどの工夫をしておくのも1つの方法でしょう。