
本記事では、モノタロウに投資するとどのような株主優待がもらえるのかを紹介します。
僕は実際にモノタロウに投資しています。なぜモノタロウへ投資を行ったのかや投資を行う上での懸念や注意点などを記事にまとめました。
モノタロウの株主優待を知る「2つの特徴」
まず最初に、モノタロウに投資するとどのような株主優待がもらえるのかを下記の2つに分けて紹介します。
モノタロウの株主優待「2つの特徴」
5年継続保有で最大7,000円相当が貰える
株主優待サイトで好きな日用品が選べる
その1 :5年継続保有で最大7,000円相当が貰える
モノタロウの株式を長期で5年間継続保有すると、7000円相当の自社プライベートブランド商品を株主優待としてもらえます。
具体的には、100株以上を保有した期間によって株主優待の金額が決まり、下記の通りです。
半年以上継続保有:3000円相当
3年以上継続保有:5000円相当
5年以上継続保有:7000円相当
僕が購入したときの株価1220円から5年以上継続保有したときの優待利回りを算出すると、5.7%にもなります。
もちろん、5年間の長期保有では相応の価格変動リスクを許容する必要があるものの、モノタロウほどのグロース株で優待利回り5.7%の株価水準で投資できたのは非常に良い判断でした。
その2 :株主優待サイトもしくは株主優待セットから選ぶ
モノタロウの株主優待は、株主優待サイトもしくは株主優待セットのいずれかからお好みで選ぶことができます。
モノタロウの株主優待の内容
専用サイトからのお申込み:当社企画(プライベートブランド)商品からお好きなものを優待額まで選択
専用ハガキによるお申込み:株主様に送付する「株主優待のご案内」に掲載された株主優待セットから選択
個人的には、株主優待サイトからモノタロウのプライベートブランドの商品を選ぶのがおすすめです。
その理由は、株主優待サイトでは自分の好みで商品を選べる一方で、株主優待セットだとその時に必要がない商品が何点か含まれていることが多いからです。
過去の株主優待セットを他の人のブログで確認したところ、マグネットフックやLED電球、折りたたみバケツなど、すぐには必要なさそうなアイテムが何点も含まれていました。
株主優待サイトだと、ティッシュやトイレットペーパー、ウェットティッシュ、レジ袋などの日用品から自分の好みで選べるので、必要なものを必要な量だけ購入できる株主優待サイトから選ぶ方が満足度は高そうです。
モノタロウに投資した「4つの理由」
続いて、僕がモノタロウに投資した4つの理由を紹介します。
モノタロウに投資した4つの理由
大企業向けの売上成長が加速
PER28倍と割安感があった
配当利回り1.3%と過去5年間で最も高利回り
5年継続保有で優待利回り5.7%と高い
僕は2023年11月にモノタロウを1,220円で購入しており、当時 投資判断を下した理由を記事にまとめました。
本記事の内容は、僕が投資判断を下した理由(記録)であり、投資助言や投資推奨などの意図は一切ありません。そのため、投資判断はご自身で下すようにしてください。
その1:大企業向けの売上成長が加速
モノタロウに投資した1つ目の理由は、大企業向けの売上成長が加速していたからです。
モノタロウは、これまで主に中小企業向けに商品を販売しており、急激な成長ペースを続けてきたことから近年はその成長率が鈍化していました。
ですが、その中でも次の成長ドライバーとなる事業を育てており、それが「大企業連携」と呼ばれる大企業向けの売上です。
購入数が多くなる大企業に販路が拡大されることで、再び2010年代のような成長ペースに回帰することに期待してモノタロウに投資しました。
その2:PER28倍と割安感があった
モノタロウに投資した2つ目の理由は、PERが28倍と株価に割安感があったためです。
銘柄スカウターでモノタロウの過去5年間のPERチャートを確認すると、PERの平均値は60倍前後です。
コロナ相場で株価が大きく上昇した時はPER 120倍水準まで買われたこともあり、その反動でモノタロウの株価は2021年以降ずっと売られ続けてきました。
確かに、2010年代と比べると成長率が鈍化していること、そして2022年以降のグロース株からの資金流出を考えると株価の下落に納得するものの、僕は「さすがにモノタロウが株価1200円、PER28倍まで下がるのは割安だろう」と思いました。
このように僕は過去のPERチャートを確認し、現在の株価水準が過去と比較した場合に割高なのか割安なのかを必ずチェックするようにしています。
銘柄スカウターで見れる過去5年間のPERチャートに対して、今の株価がどこに位置するのかを見ておくだけでも投資リスクを大きく下げられると思います。
その3:配当利回り1.3%と過去5年間で最も高利回り
モノタロウに投資した3つ目の理由は、配当利回り1.2%と過去5年間で最も高利回りだったからです。
モノタロウは2011年から連続増配を続けている一方で、株価は2021年から下がり続けていたため、配当利回りは上昇し続けていました。
銘柄スカウターでモノタロウの過去5年間の配当利回りを確認すると平均0.5%、2023年当時の配当利回り1.3%は過去5年間で最も高い利回りだったことがわかります。
2023年11月当時のモノタロウ
株価1220円
予想DPS 16円
配当利回り1.3%
モノタロウのような連続増配銘柄は数年後の配当金を予想しやすいことから、配当利回りの上昇が株価の下値として機能するケースも多いです。
具体的には、連続増配が続く限りは取得単価で計算する配当利回りが2%、3%、4%…と上昇するためです。
ですがモノタロウのようなグロース株は、何よりも「成長が継続すること」が重要で、成長の継続が他の投資指標を使う前提となります。
例えば、「モノタロウの成長は止まった」と市場が判断すれば、PERや配当利回りなどの水準も無視して株価は大きく売られます。
2024年8月時点だと、2127 日本M&Aセンターや2413 エムスリーなどが例に挙げられますね。このような銘柄は株価が割安なように感じても、そこからさらに-20%、-30%と株価が下がることがザラにあるので要注意です。
モノタロウに投資した1つ目の理由でも挙げたように、大企業向けの販売が今後の業績成長に大きく寄与すると考えていたため、配当利回り1.3%水準の株価は僕にとって非常に魅力的に感じました。
その4:5年継続保有で優待利回り5.7%と高い
モノタロウに投資した4つ目の理由は、5年継続保有で優待利回り5.7%と高いです。
こちらは既に紹介した通りで、モノタロウの株式を100株・5年継続保有すると株主優待の内容が7000円相当にランクアップします。
僕が投資した株価1220円から5年継続保有後の優待利回りを計算すると、5.7%となります。
そして当時の配当利回りは1.3%だったため、総合利回りは7%にもなります。
繰り返しですが、僕はモノタロウのさらなる業績成長があると期待しています。グロース銘柄に投資して総合利回り7%を狙える機会は滅多にありません。
モノタロウに投資する前に知りたい「3つの懸念」
モノタロウは非常に魅力的な投資先ですが、実際に株を購入するにあたって懸念が全くなかったわけではありません。
そこで僕が考えるモノタロウに投資する際の3つの懸念を本パートにまとめました。
モノタロウに投資する3つの懸念
同業他社に優秀なライバル企業が多い
成長性は株価に織り込み済みかもしれない
2024年物流問題がコストアップにつながるかも
その1:同業他社に優秀なライバル企業が多い
モノタロウへの投資で知っておきたい1つ目の懸念は、『同業他社に優秀なライバル企業が多い』です。
インターネット通販は、固定費がそれほどかからずに稼げるビジネスモデルであることから資金力のある大手が次々と参入しています。
例えば、ミスミグループ(9962)やアスクル(2678)、Amazonなどが挙げられます。
また最近ではキーエンスがネット販売に参入するとのニュースもあり、その翌日にはモノタロウの株価が大きく下落しました。
このように競合他社が増えることで商品の値引きが必要になったり、広告費の増えることで利益が減少してしまう懸念などが考えられます。
現在は増収増益で業績を伸ばし続けているモノタロウですが、このようなライバル企業の参入によって成長スピードの鈍化なども考えられます。
その2:成長性は株価に織り込み済みかもしれない
モノタロウへの投資で知っておきたい2つ目の懸念は、『成長性は株価に織り込み済みかもしれない』です。
その理由は、株価は企業の業績成長を先に織り込む特性があり、実際にモノタロウの株価は既に462倍に上昇した過去(安値7.5円→高値3470円)があるからです。
例えば、モノタロウの過去5年間のPERが60倍前後(2024年8月時点)という水準を許容されていたのも、前年比20%成長を続けてきたからとも考えられます。
2023年度や2024年度(予想)の売り上げ成長率は前年比12%前後と明らかに成長率が鈍化しており、今の成長率ではPER 60倍台を市場が許容しない可能性が高いです。
もし「モノタロウのPERは30倍前後が適正だ」と市場がみなした場合、モノタロウが今の増収増益ペースで続けても過去最高値3470円を超えるのにかなりの時間がかかると思います。
このようにモノタロウのようなグロース株に位置づけられる銘柄は、とにもかくにも「成長性」が全てなので、成長シナリオに変化がないかを決算や月次を見てこまめにチェックしておくことが大事です。
その3:2024年 物流問題がコストアップにつながるかも
モノタロウへの投資で知っておきたい3つ目の懸念は、2024年 物流問題がコストアップにつながるかもしれないです。
そもそも2024年物流問題とは、2024年から物流ドライバーの残業時間の上限が短くなることで物流に遅れが生じたり、物流コストがアップするかもしれないという懸念です。
2024年物流問題がモノタロウのコストアップにつながる理由は、モノタロウで買い物する顧客の大半は送料無料で買い物するからです。
モノタロウにとって物流コストの上昇は業績への影響が大きく、2018年には大手の宅配業者が配送料の値上げを行ったことで売上総利益率が1%前後低下したこともありました。
最近では、ガソリン価格や人件費の高騰などもあって、物流コストの上昇につながる懸念がいくつも挙げられます。
このようにネット通販を行うモノタロウは物流コストの上昇の影響を大きく受けてしまうことから2024年物流問題は注視しておく方が良いでしょう。
モノタロウの株主優待「2つの注意点」
モノタロウに投資する2つの注意点
株主番号が変わると長期保有期間が途切れる
株主優待が手元に届くのは権利落ちの約5〜6ヶ月後
その1:株主番号が変わると長期保有期間が途切れる
モノタロウに投資する1つ目の注意点は、株主優待番号が変わると長期保有期間が途切れることです。
これは長期保有の基本ですが継続保有期間は株主番号をもとに算出されるため、保有中は以下のことに注意しなければなりません。
証券会社の貸し株サービスを利用しない
モノタロウの保有株数を全て売却しない
購入した株式を別の証券会社に移管しない
株式を購入した後、何も行わず保有しているだけなら特に気にする事はありません。
株式の継続保有条件は銘柄によっても異なりますし、その条件が変更されることも多いので公式サイトの情報をもとに判断するようにしましょう。
その2:株主優待が手元に届くのは権利落ちの約5〜6ヶ月後
モノタロウに投資する2つ目の注意点は、株主優待が手元に届くのは権利落ちの約5〜6ヶ月後と少し遅いです。
モノタロウの株主優待を受け取るまでの手順は、下記の通りです。
12月末の権利落ちをまたぐ
株主優待の申し込み書類が3月下旬に届く
申し込み後、2〜3ヶ月後に株主優待が届く
例えば、株主優待でカタログギフトが貰える銘柄だと、商品を選択したおよそ2〜3週間後に郵送で届くケースが多いです。
ですがモノタロウは商品を選択した後、商品が手元に到着するまでに2〜3ヶ月の期間がかかるという話なので、株主優待が届くのは5月から6月ごろになります。