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【株主優待】4755 楽天に投資した「5つの理由」

疑問をもつネコ
楽天グループに投資すると、株主優待に1年間無料で使える楽天モバイルSIMがもらえるみたいだけど、投資する価値はあるのかな。楽天モバイル事業は赤字続きみたいだけど、楽天グループに投資しても大丈夫なのか知りたいなぁ。

まず最初に本家の結論を言うと、楽天グループの株主優待である楽天モバイルSIM 1年分(音声+データ30GB)は優待利回りが高く、非常に魅力的な株主優待です。

1ヵ月に使えるデータ通信料やサービスの内容に違いはあるものの、楽天モバイルのRakuten最強プランだと月額3168円かかります。

僕は楽天モバイルユーザーで1ヵ月のデータ通信料は20ギガ前後であることから楽天グループの株主優待を取得することで、年間の通信費を38,016円も節約することができます。

ちなみに妻も楽天モバイルユーザーなので、2人分で76,032円の節約ですね。これはかなりお得な株主優待です。

非常に魅力的な株主優待がもらえる楽天グループですが投資するにあたって複数のリスクが存在するのも事実です。そこで本記事に、僕が楽天グループに投資した理由や投資する前に知っておきたい懸念や注意点などをまとめました。

楽天の株主優待「SIM 1年分(音声+データ30GB/月)」

楽天グループに投資すると株主優待として、楽天モバイルのSIM 1年分(音声+データ30GB/月)がもらえます。

こちらの株主優待を金額に直すと、おおよそ36,000〜38,000円相当の価値があります。

参考にした楽天モバイルのRakuten最強プランと大手通信キャリアの格安SIMの通信料金は、下記の通りです。

Rakuten最強プラン(通話し放題+データ通信量無制限)
月額3,168円→年間38,016円

大手通信キャリアの格安SIM(20GB/月)
月額3,000円前後→年間 約36,000円

楽天グループの株式を100株保有することでスマホの通信料をタダにできるので、楽天モバイルユーザーにとってはかなり魅力的な株主優待ですよね。

我が家では僕と妻の両方が楽天モバイルを使っているので、2人で楽天グループの株式を100株ずつ保有しています。ちなみに取得単価は638円です。

楽天グループに投資した「5つの理由」

次に、僕が楽天グループに投資した理由を5つ紹介します。

楽天グループに投資した「5つの理由」
株主優待で通信費を大幅に安くできる
楽天のモバイル事業は最悪期を脱した
モバイル事業以外は業績の好調が続く
株価は楽天モバイル事業の悪材料を織り込み済み
プラチナバンドで通信品質か改善し、契約数が急増するかも

本記事の内容は、僕が投資判断を下した理由(記録)であり、投資助言や投資推奨などの意図は一切ありません。そのため、投資判断はご自身で下すようにしてくださいモバイル事業以外は業績の好調が続く。

その1:株主優待で通信費を大幅に安くできる

楽天グループに投資した1つ目の理由は、株主優待で通信費を大幅に安くできるからです。

我が家では、僕と妻の両方が楽天モバイルのユーザで毎月のデータ使用量は20ギガ前後です。

そのため楽天グループの株主優待で音声+データ30ギガのSIMカードがもらえるとスマホの通信費が0円に抑えられます。

そもそも、なぜ僕が株主優待投資を行っているのかと言うと、株主優待で生活コストを安く抑えるためです。

楽天グループの株主優待は、株主優待投資を行う本来の目的にぴったりの内容なので、我が家では僕と妻の2名義で投資を行っています。

その2:楽天のモバイル事業は最悪期を脱した

楽天グループに投資した2つ目の理由は、楽天のモバイル事業は最悪期を脱したと思うからです。

楽天グループの決算を見ると売上と契約数は順調に伸びており、赤字額ピークから縮小しています。

楽天モバイルの単月黒字には800〜1000万件の回線契約数が必要としており、2024年8月7日時点では契約数が770万回線にまで増えています。

2023年末時点での楽天モバイルの市場シェアは2.6%と低いことから、回線契約数をまだまだ伸ばす余地がありそうに感じます。

最近では法人向けのプランも順調に伸びていることもあり、黒字化まであと少しです。

また、以前より問題となっていた2024年満期社債と2025年満期社債の償還期限に関しては、新たに社債を発行することでリファイナンスリスクは解消したと言えそうです。

実際に僕が投資したのは2024年2月で、このような変化の兆しが少しずつ見え始めていた頃でした。

当時は今ほど確証を持てておらずに相応のリスクを感じていたものの、今となっては楽天グループの株式を保有するリスクをそれほど感じません。

その3:モバイル事業以外は業績の好調が続く

楽天グループに投資した3つ目の理由は、モバイル事業以外は業績の好調が続いているからです。

特に楽天カードや楽天証券、楽天銀行などのフィンテック事業が好調で前年同期比で+10〜20%の成長を遂げています。

実は楽天モバイルの契約回線数が伸びていることも寄与しており、具体的にはユーザーが楽天モバイルを契約すると楽天市場や楽天トラベル、楽天カードなどの利用が増える傾向にあると決算説明会資料に書かれてました。

2024年第二四半期の決算説明会資料によると、楽天モバイルの非契約者と契約者を比較すると、取扱高は楽天市場で約50%増、楽天トラベルで12%増、楽天カードで25%増という結果です。

このように楽天グループでは、インターネットサービス事業やフィンテック事業が順調に伸びています。

モバイル事業もまだ赤字ではあるものの、既存事業との相乗効果が期待できそうなので、損益分岐点である800〜1000万件を突破すれば楽天グループの業績に大きな変化が見られるかもしれません。

その4:株価は楽天モバイル事業の悪材料を織り込み済み

楽天グループに投資した4つ目の理由は、株価は楽天モバイル事業の悪材料を織り込み済みと判断したからです。

具体的には、楽天モバイル事業の赤字が拡大する過程で株価は大きく下落しており、2023年の株価500円前後では株価に大きなマイナスとなりそうなニュースが出てもそれほど大きく下落することが減りました。

そして2023年の本決算では、楽天グループが株主優待の拡充を発表し、僕は638円で株式を取得したわけですが、その時の考え方は下記の通りです。

「楽天グループの株式を638円で取得し、株主優待として年間で約3.8万円(月額3,168円×12ヶ月)の通信費が安くなるなら優待利回りは約59%になる。つまり1年間保有して株価が-59%以上下落しなければ、株主優待を含めたトータルリターンはプラスになる。」

つまり楽天グループの株価は既に大きく下がっていたことに加え、株式を1年間以上保有すれば超お得な株主優待が貰えるから損する可能性は低そうと考えたわけです。

その5:プラチナバンドで通信品質か改善し、契約数が急増するかも

楽天グループに投資した5つ目の理由は、プラチナバンドで通信品質か改善し、それを機に契約数が急増するかもしれないからです。

そもそもプラチナバンドとは、携帯電話で使われている700MHzから900MHzの周波数帯のことで、電波の波長が長いことからビルなどの壁を透過、障害物を回り込んで電波を届けられる特徴があります。

具体的には、3大キャリアであるドコモやau、ソフトバンクはプラチナバンドの提供を行っている一方で、楽天にはプラチナバンドの割り当てがなかったことで電波のつながりやすさに差がありました。

ですが、ついに楽天モバイルも2023年10月にプラチナバンド700MHz帯を獲得しており、2024年6月には商用向けにプラチナバンドの提供を開始しています。

このプラチナバンドが一般向けに提供され始めると、楽天モバイルの弱点である「つながりにくさ」が大幅に改善される可能性が高く、プラチナバンドの提供を期に契約回線数がさらに伸びることが予想されます。

楽天に投資する前に知りたい「2つの懸念」

魅力的な株主優待がもらえて、心配されていた楽天モバイル事業も徐々に軌道に乗り始めた楽天グループですが投資するにあたり複数の懸念があるのも事実です。

そこで本記事では、楽天グループに投資する前に知っておきたい懸念を2つ紹介します。

楽天に投資する「2つの懸念」
2020年以降は赤字が続いている
優待内容が改悪される可能性もある

その1:2020年以降は赤字が続いている

楽天グループに投資する前に知っておきたい1つ目の懸念は、2020年以降は赤字が続いていることです。

楽天グループの業績は、インターネットサービス事業とフィンテック事業が引き続き好調で、モバイル事業も徐々に赤字額が縮小しています。

ですが、モバイル事業の赤字額がかなり大きいことから楽天グループ全体の業績で見ても2020年以降から大きな赤字が続いていることには注意が必要です。

そこで楽天グループの営業赤字の推移を確認しておくと、下記の通りです。

2020年:− 938億円
2021年:−1947億円
2022年:−3638億円
2023年:−2128億円

例えば、2023年のインターネットサービス事業は768億円の黒字、フィンテック事業は1229億円の黒字にもかかわらず、全体では− 2128億円の赤字となります。

楽天グループの事業規模に対して、モバイル事業の赤字額がいかに大きいかがわかるはずです。

確かに、モバイル事業の損益分岐点となる契約回線数が800〜1000万回線で、2024年8月時点の契約回線数が770万回線であることを考えると、モバイル事業の黒字化が近いと言う見方もできます。

黒字の見通しは付きつつあるものの、現時点ではインターネットサービス事業やインテック事業の利益を消し去るほどの赤字額を叩き出しており、これからも更なる投資が必要である事業であることを心得ておきましょう。

その2:優待内容が改悪される可能性もある

楽天グループに投資する前に知っておきたい2つ目の懸念は、優待内容が改悪される可能性もあるです。

その理由は、楽天グループは株主優待の内容を変更してきた過去があるからです。

ここで楽天グループの過去の株主優待を振り返っておくと、2022年12月末の権利確定分では「100株以上を保有する株主に楽天モバイルのデータ通信専用eSIM (30 GB/月)を保有株数と保有期間に応じて3〜6ヶ月分」を提供するという内容でした。

保有株式数 5年未満 5年以上
100株(1単元)~ 3か月 4か月
1,000株(10単元)~ 4か月 5か月
5,000株(50単元)~ 5か月 6か月
10,000株(100単元)~ 6か月 6か月
※継続5年以上保有の対象者とは、2018年12月31日の当社株主名簿を計算の起点とし、株主名簿確定基準日(6月30日および12月31日)の当社株主名簿に、同一株主番号で連続11回以上記載または記録された株主となります。

その後、2023年12月末の権利確定分が拡充され、「楽天モバイルのSIM 1年分(音声+データ30GB/月)」という内容の株主優待に変更されました。

ここで注意すべきは「楽天モバイルのSIM 1年分(音声+データ30GB/月)」の株主優待は2023年12月末の権利確定分の内容であり、2024年12月末権利確定分の株主優待の内容は楽天グループからはまだ発表されていないということです。

そもそも株主優待は、小口投資を行う日本の個人投資家優遇の制度であるため、機関投資家や大口投資家、海外投資家は配当金や自社株買いによる株主還元を好む傾向にあります。

また、楽天グループは楽天経済圏のポイント付与率を次々に改悪し続けている事実もあるので、一定の顧客を集めた後は収益性を重視した経営に転換する可能性も考えられます。

このような理由から、楽天グループの株主優待が改悪される可能性があることを念頭に置いた上で投資しましょう。

楽天の株主優待「3つの注意点」

最後に、楽天グループの株主優待を使う際に知っておきたい注意点を3つ紹介します。

楽天の株主優待「3つの注意点」
公式サイトから株主優待の申し込みが必要
楽天モバイルの通信品質はそれほど良くない
未成年(18歳未満)の株主様はお申込みができない

その1:公式サイトから株主優待の申し込みが必要

楽天グループの株主優待で知っておきたい1つ目の注意点は、公式サイトから株主優待の申し込みが必要であることです。

eSIMと物理SIMのどちらを受け取るかによっても手続きは多少異なるものの、下記の手続きは必ず行わなければなりません。

楽天回線の開通手続きの設定
楽天回線の開通の確認
Rakuten Link Officeの設定

個人的には、楽天モバイルからもらえるスタートガイドに沿って行えば、簡単な手続きのように感じました。

ですが、スマホの操作が苦手な方からすると手続きの手間や難しさを感じてしまうかもしれません。

その2:楽天モバイルの通信品質はそれほど良くない

楽天グループの株主優待で知っておきたい2つ目の注意点は、楽天モバイルの通信品質はそれほど良くないです。

確かに株主優待で楽天モバイルを1年間無料で使える事は非常に魅力的ですが、ドコモやau、ソフトバンクと比較すると楽天モバイルの通信品質が劣るのは事実です。

僕は5年ほど楽天モバイルを使い続けていますが、やはり山間部で電波がつながりにくくなったり、会社では2024年現在でも圏外になる場所もあります。

確かに、ここ5年間で楽天モバイルの通信品質は大きく改善しているものの、それでも以前に使っていたドコモと比較するとストレスを感じてしまいます。

その3:未成年(18歳未満)の株主様はお申込みができない

楽天グループの株主優待で知っておきたい3つ目の注意点は、未成年(18歳未満)の株主様はお申込みができないです。

例えば「子供に基礎控除の限度額である110万円を贈与して、子供名義の証券口座に入金し、楽天グループに投資して株主優待をもらい、子供のスマホ通信費を節約したい」などと考えている人は注意です。

楽天グループの株主優待を受け取るには、まずは楽天の公式サイトから申し込み手続きが必要です。

その申し込み時に株主番号と楽天会員のユーザIDが必要になるため、この段階で未成年(18歳未満)だと申し込みを進められない仕組みになっているのでしょう。

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