
フラベッドホールディングスは総合利回り9%(配当利回り3% +優待利回り6%)とかなり高利回りな銘柄のため、株主優待投資を行う個人投資家に人気の銘柄です。
僕も総合利回りの高さに魅力を感じてフランスベッドホールディングスへ投資しており、株式を購入する前に色々と調べました。
そこで本記事では、投資する前に調べた知識をもとにフランスベッドホールディングスの株主優待の魅力や投資した理由、投資する前に知っておきたい懸念などを紹介します。
フランスベッドの株主優待を知る「2つの特徴」
まず最初に、フランスベッドホールディングスに投資するともらえる株主優待の特徴を下記の2つより紹介します。
株主優待の2つの特徴
株主優待を貰うには200株以上必要
保有期間によって株主優待の金額が異なる
その1:株主優待を貰うには200株以上必要
フランスベッドホールディングスの株主優待で1つ目の特徴は、株主優待を貰うには200株以上の継続保有が必要です。
一般的に株主優待は100株を保有すると貰えるケースが多いので、投資する際は購入株数に注意しましょう。
その2:保有期間によって株主優待の金額が異なる
フランスベッドホールディングスの株主優待で2つ目の特徴は、保有期間によって株主優待の金額が異なるです。
株主優待では、200株以上を継続保有した期間によって3,000円〜15,000円の自社商品がもらえ、下記の3つのコースに分かれます。
1年未満:シルバーコース・3,000円相当
1年以上:ゴールドコース・10,000円相当
5年以上:プラチナコース・15,000円相当
1年以上の継続保有期間だと比較的ハードルが低いことに加えて、株主優待の内容が10,000円相当と一気にグレードアップするので魅力的な条件に感じます。
フランスベッドに投資した「4つの理由」
フランスベッドに投資した4つの理由
優待利回りが最大6%と高い
配当利回り3.1%、総合利回り9%越え
介護用ベッドの需要は長期的に伸びそう
自己資本比率55%と財務健全性が高い
僕のフランスベッドの取得単価は、1236円と少し高めです。
それは2023年頃から株価が上昇をし始めた時は保有しておらず、2024年5月頃に下落した際にまとめて200株を購入したためです。
本記事の内容は、僕が投資判断を下した理由(記録)であり、投資助言や投資推奨などの意図は一切ありません。そのため、投資判断はご自身で下すようにしてください。
その1:優待利回りが最大6%と高い
フランスベッドホールディングスに投資した1つ目の理由は、優待利回りが最大6%と高いからです。
先にもう解説した通り、200株を継続保有した期間によってもらえる株主優待の金額が変わります。
1年未満:シルバーコース・3,000円相当
1年以上:ゴールドコース・10,000円相当
5年以上:プラチナコース・15,000円相当
僕の取得単価1236円を元に優待利回りを計算すると、約6%にもなります。
【5年継続保有した優待利回り】株主優待 15,000円相当÷ (株価1236円× 200株) = 6.06%
【1年継続保有した優待利回り】株主優待 10,000円相当÷ (株価1236円× 200株) = 4.04%
一般的な優待利回りは高くても1%前後であるケースが多いです。そのため、5年継続保有という条件はあるものの、優待利回り6%はトップクラスの高利回り銘柄と言えるでしょう。
その2:配当利回り3.1%、総合利回り9%越え
フランスベッドホールディングスに投資した2つ目の理由は、配当利回りが3.1%あり、総合利回りだと9%を越える高利回り銘柄だからです。
銘柄スカウターでフランスベッドホールディングスの配当金推移を確認すると、これまで緩やかな右肩上がりで増配してきたことがわかります。
そこで僕の取得単価1236円をもとに配当利回りを計算すると、3.1%となります。
配当金だけだと平均的な水準ですが優待利回りが約6%あるので、総合利回り(配当利回り+優待利回り)だと9.1%と超高利回りな銘柄でなんですよね。
フランスベッドホールディングスの長期チャートを見る限り、株価の変動率がそれほど大きくなく、むしろほとんど横ばいで推移しています。
もし今後も株価が横ばいで推移したとしても、配当金と株主優待で年間9%のリターンが取れるので、株価が上昇しなくてもそこそこ満足できそうです。
その3:介護用ベッドの需要は長期的に伸びそう
フランスベッドホールディングスに投資した3つ目の理由は、介護用ベッドの需要は長期的に伸びそうだからです。
日本の年齢別人口を見ると高齢者が増える傾向にあり、それに合わせて介護用ベッドなどの需要も増えることが想定されます。
例えば、2023年には75歳以上の人口が初めて2000万人を超え、65歳以上の高齢者の割合は29%と過去最高を記録しました。
このように日本は高齢者の割合がどんどん高まることもあり、介護用ベッドなどの需要も伸び続けることが想定されます。
また、フランスベッドホールディングスとしても介護用ベッドなどのシルバービジネスへ経営資源の集中に動いていることが決算説明会資料に書かれていました。
フランスベッドホールディングスは日本の高齢化と言うメガトレンドに沿ったテーマで事業を展開しているため、長期で見れば成長する可能性が高いと考えています。
その4:自己資本比率55%と財務健全性が高い
フランスベッドホールディングスに投資した4つ目の理由は、自己資本比率55%と財務健全性が高いからです。
銘柄スカウターでフランスベッドホールディングスの貸借対照表10期分を確認してみると、下記の通りです。
※
それぞれのグラフ右下の黄色部分が自己資本比率で、過去10期分を見ても安定的に推移していることがわかります。
少し詳しく見てみると、2024年3月末時点で現金を107億円保有しており、換金性の高い有価証券も60億円保有しています。
僕は200株以上を5年間継続保有して15,000円相当の株主優待を貰うつもりでフランスベッドホールディングスに投資したので、自己資本比率の高さから分かる財務の健全性は評価ポイントの1つです。
フランスベッドに投資する前に知りたい「3つの懸念」
次に、フランスベッドホールディングスに投資する前に知っておきたい懸念を3つ紹介します。
フランスベッド「3つの懸念」
配当性向が44%と高く、増配余力が限定的
介護用ベッドの需要は急激には伸びない
インデックス投資にアウトパフォームする可能性が高い
実際に僕はフランスベッドホールディングスに投資しているものの、投資前にこれら3つの懸念がありました
その1:配当性向が44%と高く、増配余力が限定的
フランスベッドホールディングスに投資する前に知りたい1つ目の懸念は、配当性向が44%と高く、増配余力が限定的ということです。
配当性向とは、稼いだ利益のうち何%を配当金として株主に還元しているかがわかる指標です。
配当性向は「DPS(1株配当)÷ EPS(1株利益)」で計算することができ、2025年3月期(予想)の値は下記の通りです。
DPS(1株配当):39円
EPS (1株利益):86.9円
→配当性向 44%
フランスベッドホールディングスは配当性向が44%と既に高いことから、増配余力は限定的と見ておく方が良いでしょう。
その理由は、配当性向が40%を超えると既に十分な株主還元を行っていると言える水準だからです。
また、決算説明会資料を確認すると「配当性向は50%を目安にする」と記載があり、現在の配当性向が44%であることを踏まえると、あと6%ほどしか増配余地がありません。
配当性向が既に高い水準でもEPSが成長すれば配当金が増えるわけですが、2025年3月期では当期純利益が-4.3%と減益予想です。
今よりも利益が成長する可能性はあるものの、過去の業績推移を見る限りは急激な増収増益や増配は期待できないと思っておくほうが無難でしょう。
その2:介護用ベッドの需要は急激には伸びない
フランスベッドホールディングスに投資する前に知りたい2つ目の懸念は、介護用ベッドの需要は急激には伸びないということです。
その理由は、要介護認定者数の数は緩やかに増えているものの、その増加率は1桁台であることから業績への寄与も限定的だからです。
厚生労働省が発表した令和3年度のデータを確認すると、要介護認定者数は前年比1.1 %増となっています。
また、同業他社のパラマウントベッド(7817)の開示資料を見ても介護向けベッドの需要が急増するような記載はなく、長い時間をかけて緩やかに成長するような印象を受けました。
このように介護用ベッドは長期的には緩やかに需要が増えるものの、株価に大きな影響を与えるほどの業績の変化はしばらく期待できないと思っておく方が良いでしょう。
その3:インデックス投資にアウトパフォームする可能性が高い
フランスベッドホールディングスに投資する前に知りたい3つ目の懸念は、インデックスにアウトパフォームする可能性が高いことです。
その理由は、既に本記事で紹介している2つの懸念があるからです。
配当性向が44%と高く、増配余力が限定的
介護用ベッドの需要は急激には伸びない
先にも解説した通り、フランスベッドホールディングスに投資すると配当利回りで3%、優待利回りで6%(5年継続保有した場合)、総合利回りで9%のリターンが狙います。
例えば、アメリカのナスダック100に投資した時の過去平均リターンを見ると、10年間で+17%前後、15年間で+18%前、20年間で+13%前後、30年間で+14%前後と、長期でも10%を超えるリターンを得られていたことがわかります。
もちろん、何のインデックスに投資するかによっても結果は大きく変わりますが、個別株投資はリスクが高い以上、インデックスをアウトパフォームできる何かしらの見通しや理由のもと投資しましょう。
フランスベッドの株主優待「2つの注意点」
最後に、フランスベッドホールディングスでもらえる株主優待の注意点を2つ紹介します。
フランスベッド「2つの注意点」
寝具や日用品がメインで、種類が少ない
優待内容が改悪される可能性がある
その1:株主優待は寝具や日用品がメインで、種類が少ない
フランスベッドホールディングスの株主優待で1つ目の注意点は、株主優待は寝具や日用品がメインで、種類が少ないです。
その理由は、寝具や日用品は1度購入すると長く使うものばかりなので、毎年届く株主優待は本当に必要なのかと思うからです。
具体的な株主優待は、枕やベッドパット、クッション、サイドテーブルなどがあり、どれも5〜10年くらいは使うものばかりです。
とは言いつつも、フランスベッドホールディングスの株主優待がお得なので僕も投資しているわけですが、株主優待をもらい始めて5年もすると株主優待で本当に欲しいものが無くなりそうな気もしています。
その2:株主優待の内容が改悪される可能性がある
フランスベッドホールディングスの株主優待で2つ目の注意点は、株主優待の内容が改悪される可能性があるです。
それには複数の理由があり、下記の通りです。
株主優待は日本の個人投資家に向けた株主還元で、大口投資家や海外投資家は恩恵が受けられない
株主優待は日本独自の文化のため、株主優待を廃止して配当金や自社株買いで還元する企業が増えている
実際に2019年2月にはフランスベッドホールディングスも株主優待の内容を変更しており、それまで配布されていた100株以上200未満の株主向けの株主優待5000円相当が廃止した過去があります。
当時は200株以上保有していれば、保有期間に関係なく全ての株主に10,000円相当の株主優待が配布されていました。
このように株主優待による株主還元は減少傾向にあることと、フランスベッドホールディングスも過去に株主優待の内容を改悪していることから、今後さらに何かしらの変更が行われる可能性もあります。