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【iPadで株式投資】おすすめのチャートアプリ「6選」

疑問をもつネコ
iPadでも本格的にチャート分析したいんだけど、どういったアプリやサイトを使うとオススメなの?

本記事では、iPadでチャート分析をする時に便利なアプリやサイトを6つ紹介します。

チャート分析ツール「6選」

  • TradingView
  • 世界の株価
  • 松井証券 日本株
  • 銘柄スカウター
  • iSPEED
  • 株探

いずれも実際に僕が活用しているもので、それぞれの用途で5つのツールを使い分けています。

具体的にはTradingViewを主体にしてチャート分析を行い、TradingViewだけではまかなえないきれない情報は、他の4つのアプリやサイトを活用するイメージです。

これらアプリやサイトは基本的に無料で使えるので、iPadで本格的なチャート分析を行いたい人はご活用ください。

【iPadで株式投資】おすすめのチャートアプリ「6選」

チャート分析ツール「6選」

  • TradingView
  • 世界の株価
  • 松井証券 日本株
  • 銘柄スカウター
  • iSPEED
  • 株探

その1 :TradingView

iPadのチャート分析で使いたい1つ目のツールは『TradingView』です。

TradingViewがおすすめの理由は、チャート分析の自由度が格段に高く、最も高性能なチャートソフトだからです。

例えば、チャートに複数のテクニカル指標を表示できることはもちろん、企業の業績や利益などのファンダメンタルズをチャートに表示して一緒にチェックすることもできます。

描画では、トレンドラインやフィボナッチ、パターン分析など、使いきれないほどの機能が詰め込まれています。

他にも、経済指標や決算スケジュールまでを一貫してチェックすることができるので、iPadで株式投資を本格的に行いたい人は必須のチャート分析ツールと言えるでしょう。

個人的には、アプリ版のTradingViewよりもSafariなどのブラウザからウェブ版の方がおすすめです。それはウェブ版を使うことで、iPadでもパソコンと同じ画面でトレーディングビューを使うことができるからです。

今は、iPadをメインに使っていても将来的にはパソコンへ移行する可能性があるかもしれません。ですが、トレーディングビューだと他の端末と情報の同期も行えますし、画面も同じデザインで作られているので使い勝手も同じです。

TradingViewは、iPadで使えるチャートソフトでナンバーワンと言って間違いないでしょう。

その2:世界の株価

iPadのチャート分析で使いたい2つ目のツールは『世界の株価』です。

世界の株価とは、1つの画面で市場全体の動きをラインチャートで表示でき、現在の相場全体のトレンドをひと目でサクッとチェックできるサイトです。

日本や米国の株式市場はもちろんのこと、アジアや欧州の主要株価指数、為替、商品先物、債券、仮想通貨など、投資するなら絶対に見ておくべき情報が詰め込まれています。

例えば、経済指標が発表された後に世界の株価を見ると、どのセクターに資金が流入(または流出)しているのかがひと目で分かるので、チャート確認の手間と時間を大幅に省けます。

相場全体のトレンドを世界の株価でサクッとチェックした後、より詳しい分析はトレーディングビューを活用するのがおすすめです。

世界の株価を使うと、iPadの限られた画面サイズでも多くの株価情報を1つの画面でチェックできるのでおすすめですよ。

その3:松井証券 日本株

iPadのチャート分析で使いたい3つ目のツールは『松井証券 日本株』です。

こちらは、松井証券で口座開設した人が使える日本株の分析アプリですね。

中でもおすすめの機能が2つあり、その1つ目が「チャートボード」です。

チャートボードとは、個別銘柄のラインチャート(1分足、5分足、15分足、日足、週足、月足)を一覧で表示できる機能です。

iPadの画面内では確認できる情報に限界があるものの、松井証券 日本株アプリのチャートボードを使うことでiPadやiPhoneでも複数の銘柄のチャートをまとめてチェックできます。

2つ目は、信用評価損益率をチャート表示できる機能で、具体的には、下記の3つの情報を確認するのに適しています。

  • 個別銘柄の信用残高(買と売)
  • 市場全体の信用評価損益率(買と売)
  • グロース信用評価損益率(買)

いずれも信用取引に関する情報です。

なぜ信用取引の情報を確認するのかと言うと、まず信用買残が多い個別銘柄は既に購入している個人投資家が多くいる証拠で、そのような銘柄は売り圧力が強いことから株価が上昇しにくいためです。

例えば、既に保有している銘柄の株価が上昇する過程で信用買残が増えていると、個人投資家の買いによって株価が上昇していることがわかります。

信用取引の買いポジションは、決済期日があることと、レバレッジがかかっているケースが多いことからホールドする握力も低く、株価がある程度上昇すると利益確定の売りが出やすくなると予想されます。

また、市場全体が下落する時も信用買残が多い銘柄は、相対的に下落率が大きくなる傾向にあります。

次に信用評価損益率は、信用取引を行う個人投資家が損失に耐えられなくなり、そのポジションを投げ売りするタイミング(または買い戻す)を図るのに適した指標です。

それは××ショックと名前のつく株価の大暴落では、信用評価損益率(買)の値がマイナスにピークアウトした時に大底をつけるケースが多い歴史があるためです。

このように信用買残を見ることで取引してはいけない銘柄を知れたり、信用評価損益率を見ることでトレンド転換のタイミングを図れるなど、信用取引の情報は非常に便利です。

また、松井証券 日本株アプリでは、松井証券店内の信用取引データをもとに買残と売残を毎日更新してくれるのも嬉しい機能ですね。

一般的な証券会社だと信用取引の情報は、毎週第2営業日に更新されます。例えば、水曜日(第3営業日)に株価が大きく下がった場合、この下落で信用取引の買い残高がどのように変化したのかが分かるのは、次週の第2営業日です。そのため約7日も待たなくてはなりません。

ですが、松井証券 日本株アプリだと、松井証券店内の信用取引残高が毎日更新されます。

このように松井証券 日本株アプリでは、信用取引に関する情報をどこの証券会社よりも詳しく確認できるため、僕はiPadとiPhoneの両方にダウンロードして信用取引情報のチェックに活用しています。

その4:銘柄スカウター

iPadのチャート分析で使いたい4つ目のツールは『銘柄スカウター』です。

銘柄スカウターとは、マネックス証券が提供する分析ツールの1つで、個別銘柄の分析で最も便利なツールです。

銘柄スカウターで活用すると良いチャートが2つあり、そのうちの1つが業績分析に使えるチャートで、下記の3つです。

  • PER推移チャート
  • PBRチャート
  • 配当利回りチャート

PERやPBR、配当利回りは株価の現在位置を知るのに非常に有効な指標のため、テクニカル分析を主軸にする投資家もチェックしておくと良いでしょう。

銘柄スカウターでは、PERやPBR、配当利回りをチャートで表示できるので、過去5年間の推移を見ることで現在が割高なのか(もしくは割安なのか)を一瞬で判断できます。

例えば、株価チャートと一緒に過去5年間のPERチャートを見ることで、増益を伴った株価上昇なのかが分かります。

株価が上昇している銘柄でもPERが過去5年と比べてさほど上がっていないようなら、それは企業の業績成長に見合った株価上昇のため、株価は適正水準と言えるでしょう。

株価は短期的には一方的に買われたり売られたりする事はあるものの、中長期で見ればファンダメンタルズに基づいた株価に戻るため、PERやPBR、配当利回りをチェックする事に大きな意味があります。

銘柄スカウターでおすすめの2つ目の機能は、決算スケジュールをもとにチャートを一覧表示できる機能です。

その理由は、基本的に個別株の株価が最も大きく動くタイミングは決算であり、その決算後の株価変動を確認するのに最適だからです。

例えば、8/8に200社の決算発表があった場合、8/8を選択するとその日に決算発表かあった200銘柄の株価チャートを一覧で表示できます。

決算日の翌日にチェックすると、決算内容が良かったのか悪かったのか、そしてエントリーすべき株価チャートなのかを一覧でチェックできて便利なんですよね。

銘柄スカウターは企業業績や財務、適時開示などをチェックするのに非常に便利なサイトです。

僕は、銘柄スカウターで「決算スケジュールでチャート一覧を確認→ファンダメンタルズを確認」という流れの確認方法を行っており、これがかなり効率的にチェックできるので特に決算期のピークはおすすめですよ。

その5:iSPEED

iPadのチャート分析で使いたい5つ目のツールは『iSPEED』です。

iSPEEDで使いたい機能は「通知機能」です。

その理由は、iSPEEDでは価格、前日比、ニュースアラートを通知することができるので、個別銘柄の値動きや日々のニュースをまとめて管理できるからです。

このような通知機能はSBI証券や松井証券などでも使えるものの、登録できる銘柄数に上限が決められているなど何かしらの制限があり、その上限銘柄数も30〜50名柄と少ないケースが多いです。

ですが楽天証券のiSPEEDだと登録できる銘柄の最大が3000銘柄と多いため、銘柄数の上限を気にすることなく通知管理することができます。

僕はiPadだけでチャート分析を行う一方で、個別銘柄の価格変動や日々のニュースも見逃したくないため、このような通知機能をフル活用して情報収集を行っています。

iSPEEDの通知機能に合わせて、Twitterで個別銘柄の決算情報などを投稿するアカウントをフォローしておき、同じく通知登録しておくと情報を見逃すことが減るのでおすすめですよ。

その6:株探

iPadのチャート分析で使いたい6つ目のツールは『株探』です。

株探を投資のニュースサイトに使っている人が多いと思いますが、実はチャート分析に使える機能が大きく2つあります。

1つ目は、個別銘柄のチャート機能です。

あえて株探でチャートを見る理由は、上場して以降の超長期チャートを確認できるからです。

例えば、森永製菓だと1949年に上場しているものの、SBI証券の株アプリでは最大で2000年以降のチャートしか確認することができません。

ですが株探では、森永製菓が上場した1949年以降の超長期チャートを確認することができます。

また、再上場した銘柄のチャートを上場廃止前から続けて表示できるのも株探チャートの魅力ですね。

例えば、京都銀行だと株式移転が行われた2023年10月以前のチャートが確認できないチャートソフトが多いですが、株探だと京都銀行が上場した1984年以降から再上場後までのチャートを繋げて表示することができます。

2つ目は、株探の有料プランで使える「ヒストリカルPER」です。

こちらは銘柄スカウターで使える「PER推移チャート」の長期版のPERチャートです。

マネックス証券の銘柄スカウターのPER推移チャートは最大5年間ですが、株探のヒストリカルPERでは更に長い期間のPERの推移を確認することができます。

ただし株探の無料プランではヒストリカルPERを1ヶ月半ほどしか表示できないので、月額2780円の有料プランに加入する必要があります。

そのため無料でPERチャートを確認したいという人は、まずはマネックス証券の銘柄スカウターを試してみて、どうしても5年以上の長期でPERを確認したい人は株探プレミアムに加入すると良いでしょう。

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